カラーベスト屋根の劣化サインとは?修理費用や補修のタイミングを解説
カラーベスト屋根は、耐久性とコストパフォーマンスの良さから、多くの住宅に使用されています。
しかし、長年の使用によって劣化が進んでいくものです。
では、カラーベスト屋根の劣化サインとはどのようなもので、どのタイミングで修理が必要になるのでしょうか?
今回は、カラーベスト屋根の劣化サインや修理費用、補修のタイミングについて解説します。
目次
カラーベスト屋根の劣化サインを見逃すな!チェックポイントを解説
住宅修繕において屋根の状態把握は必須課題です。
カラーベストの劣化は住宅の寿命に直結する重大問題です。
注意が必要な劣化サインと対処法について見ていきましょう。
①表面の色あせや変色が進行している
カラーベスト屋根の表面は、紫外線や雨風の影響により経年劣化が進行します。
新築時と比べて色が明らかに違う部分が出てきたら要注意です。
南向きの屋根は特に傷みが早く、築5年で色あせが目立ち始めることもあります。
色あせは見た目だけの問題ではありません。
屋根を守る表面の層が薄くなっている証拠です。
そのまま放っておくと雨漏りの原因となり、家全体にダメージを与えかねません。
定期的な点検と早めの対策が必要です。
点検は南向きと西向きの屋根を中心に行います。
日当たりの良い場所は傷みが倍以上早くなります。
また、換気扇の周りなど熱がたまりやすい場所も要注意です。
②ヒビ割れや欠けが発生している
カラーベスト屋根のヒビや欠けは雨漏りの入り口になります。
水が侵入すると天井にシミができるだけでなく、柱や梁(建物の骨組み)が腐る恐れもあります。
特に屋根材の端部や継ぎ目は力がかかりやすく、傷みやすい場所です。
点検の時は入念に確認し、ヒビが見つかった場合は早急に補修しましょう。
ヒビはそのままにしておくと広がるばかりです。
最初は髪の毛ほどの細さでも、寒暖の差で年々大きくなります。
早期発見・早期対応は、修繕費用を抑えるポイントです。
③苔やカビの発生が目立つ
カラーベスト表面のコケやカビは見た目だけの問題ではありません。
経年劣化により防水力が弱まった屋根材には水分が残りやすくなり、カビやコケが発生します。
カビは屋根材の表面に生え、根を通して素材を侵食します。
特にカラーベストなどの吸水しやすい屋根材はカビに対して弱く、時間経過とともに腐食が進行します。
材質劣化を加速させる深刻な要因となるため、早期の対応が必要です。
北向きの屋根面や日当たりの悪い箇所では特に発生リスクが高まるため、重点的に注意しましょう。
コケやカビは水分を含みやすく、冬季の凍結融解によるダメージを増大させます。
さらに根が材質の奥まで侵入することで、細かいクラックの原因となることも報告されています。
カラーベスト屋根の修理費用の相場は?
カラーベスト屋根の修理費用の相場を見ていきましょう。
予算を立てる際には、建物の築年数や劣化状態、補修範囲を総合的に判断することが重要です。
単なる費用の比較だけでなく、補修後の耐久性や保証内容についても十分検討しましょう。
部分補修の費用相場
部分的な修理費用の相場は数万円~数十万円です。
高所作業には足場が必要で、足場代は別料金です。
たとえ修理が小さな面積でも、業者による最低施工面積が設定されており、一定以上の費用計上が必要なケースもあります。
赤外線カメラでの調査を行う場合は別途費用がかかりますが、無駄な修理を減らせる利点があります。
調査費用以上に修理代を抑えられる場合も多いです。
カラーベスト材料は1平方メートルあたり5,000円~8,000円程度が目安です。
高耐久タイプや意匠性の高い製品ではさらに高くなることもあります。
最近では環境配慮型の新素材も登場し、通常のカラーベストより高価格ですが、省エネ効果が期待できます。
全面葺き替えの費用相場
全面葺き替え工事では、一般的な戸建て住宅の葺き替え工事費用は100~150万円程度の費用が必要です。
高級材料を使用したり、複雑な形状の屋根の場合さらに費用がかかる可能性もあります。
耐用年数の長い材料を選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。
カラーベストの耐用年数は適切なメンテナンスを行った場合、20~30年程度の耐用が期待できます。
初期費用は2割増しとなりますが、年間維持費用に換算すると3割以上の削減効果が見込めるでしょう。
追加で発生する可能性のある費用
カラーベスト屋根の修理において追加発生する可能性のある費用についてまとめました。
工事項目 | 費用目安 |
---|---|
足場設置 | 15~20万円 |
既存屋根撤去 | 30~40万円 |
下地補修 | 20~30万円 |
防水シート交換 | 5~9万円 |
軒天井補修 | 3~30万円 |
雨樋交換 | 3~5万円/箇所 |
工事費用全体の5%~10%程度の管理費・諸経費が発生します。
費用は、状態や条件により変動します。他にも、アスベスト関連費用や金属部材費用等がかかるケースも考慮しましょう。
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費用について心配な方も、是非参考にしていただければ幸いです。
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カラーベスト屋根の補修のタイミング
最適な補修タイミングは建物の状態や予算に応じて異なります。
ただし、劣化を放置することによる二次被害のリスクを考慮すると、早めに対応したほうが結果的にコストパフォーマンスに優れるといえます。
具体的な判断基準を解説しますので、参考にしてください。
築年数を目安にした補修タイミング
カラーベスト屋根の一般的な耐用年数は20年から30年です。
築10年からは、定期点検を実施しましょう。
特に築20年を超えた建物では、小規模な補修から大規模な補修まで、状況に応じた段階的な対応が推奨されます。
塗装費用は一般的な戸建てで40万円以上が目安です。
施工後の耐久性は製品により幅がありますが、定期点検と組み合わせることで大規模修繕までの期間を伸ばすことができます。
症状別の補修タイミング
色あせが発生すると見た目が悪くなりますが、機能面で問題がない場合緊急性は低いです。
変色が著しい場合は保護層の劣化も想定されるため、専門家による診断をおすすめします。
特に、梅雨時期や台風シーズン前は点検しておきましょう。
ヒビ割れや欠けを発見した場合は、速やかな補修対応が必要です。
放置すると雨漏りが発生し、建物全体への悪影響を及ぼします。
二次被害による修繕費用の高騰リスクも考えられるでしょう。
ヒビ割れ幅が0.3mmを超えたら、即時補修が必要です。
コケやカビが発生した場合は、清掃のみで対応可能なケースもありますが一時的な効果にすぎません。
防カビ処理を含めた対策をおすすめします。
北向き屋根は特に注意が必要で、年に2回程度の定期清掃が望ましいです。
季節を考慮した補修タイミング
屋根工事は天候の影響で大きく左右されるため、タイミングは季節を考慮する必要があります。
理想的な条件は、以下の通りです。
- 春・秋の穏やかな気候
- 湿度が低く晴れた日
- 台風や梅雨時期は避ける
- 複数日の安定した天候を確認
- 気温が適度な時期
- 強風や霜の心配がない時期
梅雨時期や台風シーズンは避けましょう。
春や秋の穏やかな気候のもとで実施するのがおすすめです。
3月~5月、9月~11月が適しています。
接着剤や塗料を使用する際は、気温や湿度の影響を受けやすいため、適切な環境下で施工を行いましょう。
カラーベスト屋根の補修に関するよくある質問
カラーベスト屋根の補修についてよくある質問と回答をまとめました。
補修計画や業者選びの参考にしてみてください。
【Q1】カラーベスト屋根の寿命を延ばす方法はありますか?
カラーベスト屋根は、定期的な清掃と点検により寿命を延ばすことができます。
築10年程度で塗装メンテナンスを実施するのがおすすめです。
屋根塗装の塗膜は、紫外線や雨水から屋根材を保護する重要な役割を担います。
雨樋の清掃と排水状態の確認も忘れずに行いましょう。
排水不良による雨水の滞留は、屋根材の急速な劣化を引き起こします。
大雨後の天井のシミや雨樋からの水漏れは、日頃から注意しておきましょう。
【Q2】カラーベスト屋根の補修は自分でできますか?
高所作業を伴うカラーベスト屋根の補修は、専門業者への依頼を強くおすすめします。
DIY作業による事故のリスクは非常に高く、不適切な補修は雨漏りなどの二次被害を引き起こす可能性もあります。
目視での点検や簡単な清掃であれば、自身でも可能です。
防水処理は専門的な技術を要するため、素人判断での作業は避けるべきでしょう。
【Q3】カラーベスト屋根の補修にかかる期間はどのくらいですか?
カラーベスト屋根の補修は、部分補修の場合3~5日程度が一般的です。
全面葺き替えの場合は、5日程度を目安にしましょう。
天候や面積による変動はありますが、準備作業や後片付けを含めると1週間から10日程度の工期を想定しておくとよいでしょう。
防水工事を含む場合は、材料の乾燥時間の確保が必要なため、さらに1~2日程度の追加期間が必要です。
梅雨時期や台風シーズンは工事の遅延リスクが高まるため、余裕を持った工期設定をおすすめします。
まとめ
カラーベスト屋根の劣化は建物全体への重大な影響をもたらす深刻な問題です。
定期点検で劣化のサインを早期に発見し、適切な時期に修理すれば、建物の長寿命化と資産価値の維持につながるでしょう。
早期対応は修理費用の面でも大きなメリットをもたらします。
建物の状態や予算に応じた適切な補修計画は、専門家による適切な診断と提案が必要不可欠です。
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物件名 | 総戸数 | |
---|---|---|
三田エリア | ルナ三田フラワータウン | 60 |
ルナ三田ウッディタウンあかしあ台 | 82 | |
ルナ三田ウッディタウンわんぱくスクエア | 108 | |
ルナ三田ひばりが丘 | 149 | |
神戸エリア | パークヒル神戸小倉台 | 75 |
ルナ藤原台中町パークフロント | 82 | |
ルナ上津台 | 81 | |
ルナ北六甲116 クルムの街 | 116 | |
西神戸・ 阪神エリア |
ルナ西神中央 | 97 |
ルナ塚口 | 52 | |
ルナ昆陽池公園 | 51 | |
東大阪・ 北摂エリア |
ルナ南摂津 | 80 |
ルナ加納 | 71 | |
ルナ山本 | 57 | |
大阪市内・ 南大阪エリア |
ルナタウン島屋 | 55 |
ルナ城山公園 | 52 | |
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京都エリア | ルナシティ同志社山手 | 237 |
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商号 |
株式会社 創建 |
---|---|
創立 |
昭和58年3月1日 |
設立 |
昭和61年9月4日 |
資本金 |
8,000万円 |
代表者 |
代表取締役会長 吉村 孝文 代表取締役社長 吉村 卓也 |
執行役員一覧 |
執行役員 大下 憲二 執行役員 岡本 賢二郎 |
本社所在地 |
〒541-0047 |
東京支店所在地 |
〒101-0041 |
売上高 |
151.3億円(令和5年5月期) |
従業員数 |
従業員数 190名 創建グループ総数 343名(令和5年5月期) |
事業内容 |
建売住宅・マンション等の販売/オフィスビル商業施設等の賃貸/ |

大阪府と連携し
ZEHの普及に取り組んでいます
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本社所在地
本社所在地 |
〒541-0047 |
---|
施工エリア
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https://www.j-reform.com - 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/index.html?red_param=220106 - 一般社団法人日本塗装工業会
https://www.nittoso.or.jp - 一般社団法人外壁塗装協会
https://tosouginoushi.com
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